僕と母親と恋人と(ドキドキが止まらないPARTⅡ)
いきなりではあるが僕にはもう父も母も友人もいない。いや友人については前はいたし、今は正確にはいなかったと書いたほうがいいのだろうか?そして恋人は残念ながらいない。しかし題名にも恋人とつけたのにはもちろん訳があるし、最後までこの拙い文章にお付き合い頂ければ理由が分かると思う。
僕には反抗期がなくお母さんが大好きだった。母と沢山お喋りもした。ただお母さんが一番傷つくことも言ってしまった。自分の仕事能力の低さや人間関係の苦手さからアルバイトを辞めては繰り返し、嫌な事があるたびにお母さんにやつ当たりしてしまった。「僕は生まれたくなかった」「生んでくれなんて頼んでない」
なんともひどい言葉だ。
ただ、自分は今の仕事を見つけて仕事のストレスからは解放されて、今の所仕事上の悩みはなくなった。
そして、自分で生活出来るようになってようやく母の生命が持って桜が見れるといいだろうという事を聞いてからやっと「産んでくれてありがとう、僕は楽しんでるからね、僕は幸せだよ」といえたし、母の前でも言葉に出して本心がいえた。
母が亡くなった時は意外と嘘のようにすっきりとしていた。もう持って2週間位だろうという時にほぼ毎日姉の実家にいって、顔をみてあえて口に出して「また明日ね」「今度は木曜日にくるからね」
その2週間の間にグループホームでジブリパークに行くイベントがあった。本来ならキャンセルするのかも知れない。でも母がお母さんが言った「子どもたちが楽しそうにしているのが一番私は幸せだ」
だから辛いけど、楽しい顔を見せるために、お母さんに最後のお土産を渡すためにお土産を棺に入れるためにジブリパークに言った。ジブリパークの途中で何度も何度もボロボロ泣いた。全然楽しめない写真を取った時の引きつった無理に笑った笑顔。結果、ジブリパークの写真を見せて、お土産を渡せた。その週の金曜日、母は亡くなった。
最初にも書いたら亡くなった時は以外と涙も出なく、なんならスッキリ感さえもあった気がする。
だけど、2週間位してから僕は狂いはじめた。胸がくるしい、何ともいえない虚無感、グループホームを飛び出していった事もあった。夜に訪看さんを何度も呼び出す日々。そしてちょっと経った頃、この苦しみから抗うのをやめようとして少しずつ、心に変化が出てきた。この頃から母が生きていた頃なら絶対に行っていないであろう交流会に参加しまくる休日を送っていた。友人や恋人探しのためである。それも訪看さんが母の喪失感をなくすには友人や恋人が出来たら良いのではないかとアドバイスを貰ったからである。
元々、口が上手くない、そして人見知りの僕がもちろん上手くいくはずもなく、ラインの連絡交換をするは良いもののそれだけで終わってしまう日々。そしてある日、凄く嫌な人に出会った。人を馬鹿にしたような芸能人のDAIGOさんの喋り方から人のリスペクトを忘れてしまったような非常に不快なやつだ。その時にまた母の喪失感が出てきてしまった。何でこんなやつがのうのうと生きていて、あれだけ優しかったお母さんが癌で苦しんで死ななければ行けなかったんだ。
違う交流会にも態度がでかいルールを守らないやつがいてその時にもそう思った。そいつは会社を作ったと言ったが、倒産してほしい。いや今から予言しよう。お前の会社は倒産する。
一昨年の12月に名古屋の最大のハンドメイドの祭典クリエイターズマーケットに初出店した。実はハンドメイドの出店は港区で経験しており、売れる喜び、お客様との対話の楽しさから昨年の12月にクリエイターズマーケットに初出店した。正直閑古鳥がないていたとはいえ、買ってくれたお客様もいてくれて、一緒に来てくれた訪看さんが売れた時に泣いてくれて、もう一人の訪看さんとも一緒に売って、夕方頃にはお母さんも来てくれてとても楽しいイベントになった。
そして今年の6月にも出店した。もうもちろんお母さんはいない。ただ、もしかしたら天国から見に来てくれたかな?
隣の人がほんわかした綺麗な人で、はっきりいうと一目惚れである。訪看さんが今回も応援に来てくれ、あの子可愛いと伝えた。色々と訪看さんがその人に話しかけ、勇気を出してライン交換をした。僕にとっては非常に勇気のいる行動だった。
肝心の売り上げはというと(とはいってもあまり売り上げは重視していない)その時は高い高い3000円のTシャツも売れ、一昨年の12月のクリエイターズマーケットイベントや以前に出店していたマルシェを抜いて最高売り上げである。一目惚れした女の子とラインも交換して、売り上げも最高売り上げではあるが、グループホームに帰って声をあげて大号泣した。嬉しなきじゃない、悲しくて大号泣だ。その後、何回かラインをその一目惚れの女の子とやり取りをし、最後はたぶんブロックされてふられた。
近くの夏祭りで2度目の恋をした。元々出会い目的で言ったつもりではなかったけど、結果的にそうなってしまった。なぜその子とあった経緯は省くが、その子が僕の目の前に座ってニコッと笑われた時にドキドキとしてしまった。クリエイターズマーケットでライン交換を自分から言えた経験もあったので今度はすんなりとライン交換出来たと思う。
夏祭りがあって、次の日だったか、もういきなりお茶に誘ってしまった····。何とも恥ずかしい。
ただ、前の一目惚れの人と違うのは向こうからもたまにラインがくる事。ただ、ラインはしているものの一度も会っていない。月日はどんどん流れ、大晦日に奇跡が起きる。僕からではない、向こうから遊びませんか?とお誘いがきた。すっかり寝る体制の着替えになっていたので大慌てでお洒落服にチェンジ。この急ぎがグサッと指摘が入り、これまた二つ目の奇跡に繋がる。
ある日、寝癖を指摘されたラインがきた。正直とてもグサッときた。ショックだった。気になっていった女の子とマクドナルドにいって、その後もラインして良いムードだと盛り上がっていた自分がとても恥ずかしい。
でも、そこからラインでやり取りして何故か、その今好きな女の子から、まさかまさかの一緒にプールダイエットの誘い。外の散歩とかではなくプールだ。ちょっとエロい(笑)もうこれってお友達っていって良いですよね?ただ僕はそれ以上の関係になりたい。
さて、ここまで僕の拙い文章に付き合ってくれたあなた、ありがとうございます。恋人を題名につけたのはもうお察しの通り、今、2週間に一回一緒にプールダイエットに行く約束をしている人に恋をしているし、恋人になって欲しい。でも僕は十割聞くことは出来るけど、話をする事が非常に苦手だ。よくお喋りしてくれる子なのに、話が止まってしまう。僕といると一緒にいると楽しい、もしかして、私、恋してるかもと思うようになって欲しい。
とりあえず僕が10Kg痩せたら彼女が使っている化粧品をプレゼントしよう。
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